目的や内容による
前ページのクライアントさんの意見はともかく、自分の好みや感覚で「フォーマルがいい」とか、「インフォーマルがいい」というのではなく、それをいかに使い分けるかが大事になってきます。 |
何をする | 誰に | メディア | スタイル |
伝える | 家族 | メール、手紙など | |
友人 | メール、手紙、オンライン通信など | ||
上司・同僚 | メール、手紙、レポートなど | ||
特定の既知の対象 | メール、手紙、レポート、通達文書など | ||
不特定多数 | 通達文書など | ||
オンライン通信など | |||
主張・説得する | 家族 | メール、手紙など | |
友人 | メール、手紙、オンライン通信など | ||
上司・同僚 | メール、手紙など | ||
不特定多数 | 広告、オンライン通信、セールスレターなど | ||
特定の既知の対象 | 広告、オンライン通信、セールスレターなど | ||
楽しませる | 家族 | メール、手紙など | |
友人 | メール、手紙、オンライン通信など | ||
不特定多数 | オンライン通信など | ||
特定の既知の対象 | オンライン通信など | ||
以上、だいたい、こういった一般的な傾向があるということでご理解ください。企業から出す情報で言えば、会社案内や技術マニュアルなどは「通達」の部類に入るため、「フォーマル」になります。ところが、「カタログ」や「広告」になるとちょっと違ってきます。特に、一般消費者を対象にした商品(たとえば電化商品など)では、商品のカタログや広告は、まるで「友人に商品を勧めるような感じ」で、インフォーマルな言い方になるのが普通です。
これについては、私もちょっと恥をかいた経験があります。それは、初めてマニュアルなどのテクニカルライティングにチャレンジしたときのことです。それまではカタログや広告のようなライティングを手掛けていたので、その延長線で、
では、インターネットの書き込みなどはどうでしょう?日本語では「~です、ます」を使いますが、だからと言って、「拝啓」や「かしこ、草々」といったていねいさはありませんね。たとえ、知らない相手であっても、あまりフォーマルな言い方ではよそよそしいものがあります。
第一、