世界の英語の発音の違い (1)

       

Last update December 19, 2024

ところ変われば発音変わる

まずジョークをひとつご紹介しましょう。

三人の異なる英語圏の女性(別に男性でもいいのですが)が話をしていた。

A:「今日はウィンディー(風が強い)だわね」
B:「いいえ、サースディ(木曜日)よ」
C:「そうね、わたしもサースティ(喉が渇いた)よ。何か飲み物でもどう?」

なんだか英語のダジャレみたいですが、英語のネイティブ同士でも、地域や国によってこんな誤解が起きるというおもしろい例だと思います。ということで、いろんな国や地域の英語の発音についてまとめてみたいと思います。

日本語にもいろんな方言があるように、一言で英語と言っても国や地域が変われば、そのイントネーションや発音が違ってきます。学校でもアメリカ英語を基準とした教育を受けている日本人にとって、それ以外の国の英語はなかなか聞き取りにくいものです。ある国の人には通じた単語が別の人にはなかなか通じないといったこともあり、そこで、つい、「ああ、自分の英語はまだまだだ…」と自信をなくしてしまうこともあるかもしれません。そこで、ある程度の地域や国の差を押さえておくことで、わかりにくい英語に落ち着いて対処できるはずです。

各国(あるいは地域別)の発音の特徴を考える基準として、1)母音の発音の特徴、2)音節語尾の「r」のスペルを発音するかしないか(rhoticnon-rhotic、そして3)子音の発音の特徴の3つが挙げられます。

では、以下のページで詳しく見てみましょう。