一般的な傾向と特徴カナダやニュージーランドと同様、イギリス連邦(なかでも、アクセントにおいてはコックニーの影響が強く、あの独特なオーストラリア英語の特徴は、すでに、19世紀初期の現地生まれの人々の話し方として定着していたようです。 オーストラリア英語の母音オーストラリア英語の単母音オーストラリア英語の母音を口の大きさと舌の位置を軸にマッピングすると下図のようになります。
マップ上の左右方向は、舌の前後の位置を表し、左から右にいくにつれて舌の位置が前→後ろへ移動します。マップの上下は、口の開け方の大小を表し、上から下にいくにつれて、口の開け方が大きくなります。それと同時に、舌の前後の位置も、上→下へと移動します(口を閉じたときは自然に舌が上の位置にあり、大きく開けたときは下の位置に来ます)。 たとえば、母音 このマッピングは、どこの国の英語も同じではなく微妙に異なります。それによって、各国の英語の音の違いが出てくるわけです。 オーストラリア英語の二重母音
以上、イギリス英語の母音について見てみましたが、少し補足をしておきます。 ●「単母音マッピング」の中には、英和辞典でも見慣れない発音記号が含まれていますが、黒い文字でかっこ書きで、通常辞書などで使われている表記を記しています。 ●たとえば、 ●また、 |